回遊率とは、1訪問あたりのページビュー(1訪問/PV)」で示されます。ページビュー(PV)は、「ページ閲覧数」と考えていただければ良いです。サイト訪問者がサイト内を回遊して複数ページを閲覧してくれたかを表します。訪問者がサイト内を複数ページに渡り閲覧してくれたということは、訪問者にとって有益な情報が掲載されているサイトだと判断されるため、サイトからCV(問い合わせ・資料請求など)が上がる可能性が高いと言えます。
回遊率は、Webサイト(ホームページ)の状態を示すとても重要な指標と言えます。回遊率が高い(=1人の訪問者がたくさんのページを閲覧している)ということは、
・サイト内の動線がうまくいっている
・コンテンツ(内容)に訪問者が興味関心を持ってくれている(訪問者に「役立つ情報」が掲載されてる)
・訪問者とコンテンツ(内容)がマッチしている
という状態であると考えられます。
Webサイト(ホームページ)の回遊率が高いと次のような効果が期待できます。
・Webサイト(ホームページ)に掲載されている商品やサービスへの興味関心が増す
・購入や問い合わせなど成果を発生させるページへの接触頻度が高まる
・リピーターになってくれる可能性が高まる
回遊率があがると上記のような効果により成果が発生しやすいWebサイト(ホームページ)になっていきます。
Webサイト(ホームページ)を運営していると、どうしてもアクセスとCV(購入数・問い合わせ・資料請求など)だけに目がいきがちになります。実際のサイト回遊率もアクセル解析時にチェックをしてください。
回遊率をあげるための対策
対策1:訪問者のニーズに応えたコンテンツを作る
Webサイト(ホームページ)への流入経路が自然検索からの場合、検索して訪問した訪問者の回遊率を上げるには「訪問者が知りたい内容・「役に立つ情報」へ導いてくれるコンテンツを用意する」ことが重要となります。
訪問者の知りたい内容がコンテンツ内やWebサイト(ホームページ)の中に無ければ、「期待した内容、悩みを解決できない」とわかると、訪問者はすぐに検索エンジンページに戻り、競合他社のWebサイト(ホームページ)へ行ってしまいます。最初に着地したページ(ランディングページ)で、このホームページには期待しているコンテンツがありそうだと感じてもらわなければ、2ページ目以降への遷移はありません。まずは、訪問者のニーズに応えるコンテンツを充実せることが回遊率あげるための大前提となります。
対策2:ナビゲーションをわかりやすく整理する
Webサイト(ホームページ)のコンテンツをわかりやく伝えるためのメニューボタンナビゲーションは、ホームページの目次のような役割を持つ「グローバルナビ」や「パンくず」などのナビゲーションをわかりやすく整理することをオススメします。訪問者がすぐに目的のページにたどり着ける状態にしておくと、他のページへの遷移する訪問者が増え、回遊率があがっていきます。
対策3:ページごとに次の誘導先を決めておく
やはりWeb(ホームページ)の中で一番読まれているのは、コンテンツの内容が書かれているメインエリアです。そのため、回遊率アップに最も重要になるのは、コンテンツの中でどれだけ、別コンテンツに誘導できるか、という点です。次のページへの誘導を入れていないコンテンツはないでしょうか?何らかの情報を伝えただけで、次のアクションを設定していないコンテンツはないでしょうか?コンテンツを読んだ訪問者に、次に取って欲しい行動を決めて、コンテンツを構成しましょう。
回遊率あげるのための対策を3つご紹介しました。回遊率があがるとページビューが増え、ホームページからの反応(CV)にも改善効果を感じられます。